TikTokやYouTubeを見ていたら、「この動画を見た人は金運が上昇する」という動画が流れてきて、なんとなく気になってタップしてしまった。
そこから占い師を名乗る人のLINEに登録したら、「黄・静麗さん」「安倍高命さん」「神水流香子さん」といった複数の鑑定師から次々とメッセージが届くようになって、気づけば「言霊」という言葉を送るたびに課金される仕組みにハマっていた……。
鬼頭なお子実はここ最近、こういうご相談がわたしのところにも続けて届いているんです。しかも一件二件じゃないの。
こんにちは、「なおこweb」管理人の鬼頭なお子です。
今回は「株式会社燈標」が運営する占いサイト「幸叶(こと)」について、寄せられたご相談をもとに、みなさんが気になっているであろう疑問に一つずつお答えしていく形でまとめてみました。
結論です!
「鑑定を最後まで受ければ2億円が手に入る」といった断定的な言葉で期待感を煽り、意味のない「言霊」の送信を繰り返させて1回ごとに課金する。
これは占い詐欺でよく見られる典型的な手口のパターンと、いくつも一致しています。
サービス開始からまだ日が浅いこと、所在地として登録されている住所がバーチャルオフィスと見られること、複数の鑑定師が実在する別人なのか怪しい点など、注意すべき要素が重なっているサービスです。
すでにポイントを購入してしまった方も、消費者契約法に基づいて返金を求められる可能性があります。諦める前に、まずは最後まで読んでみてください。
不安だったら、わたしも聞きます!
いきなり、弁護士や司法書士などに相談するのはちょっと不安・・・
という方は、わたしでよければ話を聞きます!
LINEでは、適切な在宅ワークのやり方や、大学で法律の勉強もしていて同級生に弁護士などもいますので、 ネット詐欺などの消費者被害の相談にものっています。
きっとあなたのお役に立てます、よかったら、わたしとLINEでお友達になってください♪
【Q1】SNSの動画がきっかけで、いつの間にか課金が止まらなくなりました。普通ですか?
はい、実はまったく同じような経緯のご相談を、わたしも何件かいただいています。
「自分だけこんな状況になっているんじゃないか」と思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
寄せられたお話を整理すると、だいたい同じ流れをたどっているようです。
- SNS動画で興味を引く
-
TikTokやYouTubeのタイムラインに「この動画を見た人は金運が上昇する」といった動画が流れてくる。占い師を名乗る投稿者のプロフィール欄から、LINEアカウントへの登録を促される
- 登録後、複数の鑑定師からメッセージが届く
-
LINE登録が完了すると、「黄・静麗さん」「安倍高命さん」「神水流香子さん」といった名前の鑑定師を名乗る人物から、個別にメッセージが届き始める
- 「あなたには特別な金運が宿っています」という個別感の演出
-
まるで自分だけに語りかけてくれているかのような言葉で、少しずつ距離を縮めてくる
- 「言霊」の送信を繰り返し求められる
-
鑑定の一環として「この言霊を送ることで運気が解放されます」などと言われ、意味をなさない言葉の送信を何度も求められる。この1回の返信ごとに課金が発生する仕組みになっている
- 「あと少しで完了する」という引き延ばし
-
「もう少しで鑑定が完了します」という言葉が繰り返されながら、実際にはいつまでも終わらない
最初は「無料だから」「ちょっと気になるから」で始まるのがポイントなのよね。
費用の話が一切出ないまま、気づいたら引き返しにくい場所まで連れて行かれちゃう。
「言霊」という聞き慣れない言葉で、1回ごとに費用が発生していることに気づきにくくなっている点も、見過ごせないポイントです。1回あたりの金額が小さくても、繰り返すうちに合計額はかなりの規模になっている。
というお話もよく伺います。



「え、まだ半分も終わってなかったの?」って感じで、いつまでも終わらない鑑定に付き合わされちゃう。この「引き延ばし」の構造、次のQでもう少し詳しく解説しますね!
この時点で「もしかして自分と同じかも」と思われた方は、次のQもあわせて読んでみてください。
運営の実態や、鑑定師そのものについても気になるところですよね。
【Q2】黄・静麗さんも安倍高命さんも、本当に実在する鑑定師なんでしょうか?
気になったので、わたしも実際にLINE登録して、しばらくやり取りを続けてみました。
まず気づいたのが、サイトの謳い文句です。「超的中!幸福の『法則占術』で、不幸の連鎖を断ち切りましょう!」と、独自の占術名がトップページに大きく掲げられています。



こういう「◯◯占術」「◯◯流鑑定」みたいな、聞いたことのないオリジナル用語って、権威付けの常套手段なんですよね。実態が説明できなくても、それっぽい名前があるだけで信じやすくなっちゃう。
次に気になったのは、複数の鑑定師とやり取りをしている間の「口調」です。「黄・静麗さん」「安倍高命さん」「神水流香子さん」、それぞれ名前や設定は違うのに、
- 「あなたには特別な◯◯が宿っています」
- 「このご縁は大切にしていただきたいのです」
といった、似た言い回しが繰り返し登場します。
占術も経歴もキャラクターも違うはずの3人が、なぜかテンプレートを使い回しているような印象を受けました。
占い詐欺と呼ばれるサービスでは、実際には少人数(あるいは1人)が複数の鑑定師名を使い分けているケースや、あらかじめ用意された定型文を送っているだけのケースが典型的な手口として知られています。
プロフィール画像についても、実在の人物ではなく生成AIで作られた可能性が疑われるケースが、この業界では珍しくありません。



「3人とも別の人です」と言われても、正直、同じ人が名前と口調を変えているだけなんじゃないか……という疑いは拭えないんですよね。
もちろん、この3人が実在しないと断定することはできません。ただ、少なくとも「個別の鑑定師が、それぞれあなたのために時間を割いて鑑定してくれている」という説明を鵜呑みにするのは、少し立ち止まって考えたほうがよさそうです。
次は、この「幸叶」を運営している会社そのものについて、調べた内容をお伝えします。
【Q3】株式会社燈標って調べても、実態がよくわかりません
特定商取引法に基づく表記を確認すると、次のように記載されています。
| 運営事業者 | 株式会社燈標 |
| サービス名 | 幸叶(こと) |
| 運営責任者 | 真北 環 |
| 所在地 | 〒108-0014 東京都港区芝五丁目27番3号 MBC-B-174 |
| 電話番号 | 050-3111-9229 |
| メールアドレス | [email protected] |
この住所を調べてみたところ、実態のあるオフィスではなく、いわゆるバーチャルオフィスであることがわかりました。



バーチャルオフィスそのものは違法でも何でもないんだけど、副業詐欺の記事でも何度か書いている通り、トラブルが起きたときに「実際にそこへ行っても誰もいない」という状況になりやすいのよね。
さらに調べていくと、「kotoanata.jp」というドメインが取得されたのは、まだ最近であることもわかりました。
サービス自体が始まってからそれほど時間が経っていない、比較的新しいサービスのようです。



始まったばかりのサービスなのに、「2億円が手に入る」なんて実績を匂わせる言葉が出てくるのは、正直言って根拠が薄いなと感じます。
運営元の実態がつかみにくいバーチャルオフィス、そして始まったばかりのサービス。
この2つが重なっている時点で、慎重になったほうがいいサービスと言えそうです。
ここまでで、「そもそもなんでこんな話を信じちゃったんだろう」と、ご自分を責めたくなっている方もいらっしゃるかもしれません。次のQでは、その点について触れておきたいと思います。
【Q4】「2億円が手に入る」なんて話、信じた私が単純だったんでしょうか?
「今思えば、なんであんな話を信じちゃったんだろう」
そう感じている方は、決して少なくありません。ですが、それはあなたが単純だったから、というわけではないと思います。
「鑑定を最後まで受ければ2億円を手に入れることができる」というような、将来のことを確実であるかのように言い切る表現は、実は消費者契約法という法律でも問題視されているものです。
本来、将来どうなるかなんて誰にも断定できないはずなのに、それを「絶対に」「確実に」というニュアンスで伝えて契約や支払いを迫る行為は、法律上「断定的判断の提供」と呼ばれ、契約の取消しを主張できる根拠になり得ます。



つまり「そんな話を信じるなんて」ではなく、「そう信じ込ませるように、最初から設計されている」という話なんですよね。
しかも、Q1でお伝えした通り、この手のサービスは段階を踏んで少しずつ距離を縮めてきます。
- 最初は無料、または少額から始められる
- 「あなただけの特別な鑑定」という個別感を演出される
- 期待感が高まったところで「あと少しで完了する」と引き延ばされる
こうした要素が組み合わさることで、「ここまで来たのにやめるのはもったいない」という気持ちにさせられ、冷静な判断がどんどん難しくなっていく構造になっています。
自分を責める気持ちはいったん脇に置いて、次は「実際どのくらい支払ってしまったら、どうすればいいのか」という、より具体的な話に進みましょう。
【Q5】もうポイントをたくさん買ってしまいました。今さらどうにかなりますか?
正直にお伝えすると、こうしたポイント制の占いサイトでの支払いは、一般的に「通信販売」に区分されるため、クーリングオフ(契約から一定期間なら無条件で解約できる制度)は、原則として使えません。



ここで「じゃあ、もう手遅れなんだ」と思ってしまいそうですが、そうと決まったわけではないので、もう少し読み進めてください。
クーリングオフが使えないからといって、返金を求める手段がまったくないわけではありません。
Q4でお伝えした「断定的判断の提供」もそうですし、他にも次のような法的根拠が考えられます。
- 断定的判断の提供(消費者契約法)
-
「2億円を手に入れられる」など、将来のことを確実であるかのように伝えて契約させた場合、契約の取消しを主張できる可能性があります
- 不実告知(消費者契約法)
-
「あなただけの特別な鑑定」と説明していながら、実際には個別の鑑定が行われていなかったと認められる場合も、同様に取消しの対象となり得ます
- サービス提供の実態がないことによる返金請求
-
意味をなさない言葉の送信を繰り返させるだけで、実質的な鑑定という役務が提供されていないと認められる場合は、債務不履行や不法行為に基づく請求も検討できます
決済方法によっても、取れる手段が変わってきます。
クレジットカードで支払っている場合は、カード会社に対して「チャージバック」(支払いの取消し申請)を求められる可能性があります。
銀行振込の場合は、チャージバックのような制度がないため、返金交渉がより難しくなる傾向にあります。



「もう自分でどうにもできないかも」と思ったときこそ、弁護士や司法書士の出番だと思います。一人で交渉しようとすると、「規約上、返金対象外です」の一点張りで終わってしまうケースも多いので……。
いずれの根拠を主張するにしても、やり取りの記録が重要な証拠になります。
LINEのトーク履歴、鑑定師から届いた「言霊」や「2億円」に関するメッセージのスクリーンショット、決済明細は、今のうちに手元に保存しておいてください。
不安だったら、わたしも聞きます!
いきなり、弁護士や司法書士などに相談するのはちょっと不安・・・
という方は、わたしでよければ話を聞きます!
LINEでは、適切な在宅ワークのやり方や、大学で法律の勉強もしていて同級生に弁護士などもいますので、 ネット詐欺などの消費者被害の相談にものっています。
きっとあなたのお役に立てます、よかったら、わたしとLINEでお友達になってください♪
【Q6】私のケース、相談する価値があるのか正直わかりません
「これくらいで相談していいのかな」と思われる方も多いと思いますが、判断に迷ったときのために、簡単なチェックリストを作ってみました。
- SNSで見かけた「金運が上がる」といった動画がきっかけで、占い師を名乗るLINEアカウントに登録した
- 気づいたら、複数の鑑定師を名乗る人物とやり取りをしていた
- 「2億円が手に入る」「億万長者になれる」など、将来のことを確実であるかのように言われたことがある
- 「言霊」など、意味がよくわからない言葉の送信を繰り返し求められたことがある
- 1回のやり取りごとに、少額の課金が発生する仕組みだった なんとなく続けていたら、支払った金額の合計が数万円〜数十万円になっていた
- 「今やめると今までの支払いが無駄になる」という気持ちで続けてしまった
- 退会や解約を申し出たら、引き止められたり、うやむやにされたりした



1回1回の金額を見ると「まあこのくらいなら」と思ってしまうんだけど、ポイント購入履歴を全部合計してみると、想像より大きな金額になっていることがほとんどです。一度、合計額を計算してみてください。
上のリストに1つでも当てはまるものがあれば、それは「相談してみる価値がある」というサインです。
「全部は当てはまらないから大丈夫」ではなく、1つでも心当たりがあれば、一度誰かに話を聞いてもらうことをおすすめします。
「でも、弁護士とか司法書士に相談するのって、なんだか大げさな気がする」
そう感じる方のために、次のQで、弁護士や司法書士に相談するとどう違うのかについてお伝えします。
【Q7】弁護士や司法書士に相談するのって大げさじゃないですか?
大げさなんかじゃありません、と先にお伝えしておきます。
相談先ごとの特徴を整理してみたので、比較しながら読んでみてください。
| 相談先 | 特徴 |
|---|---|
| 警察 | 被害届は出せますが、警察の目的はあくまで捜査・検挙であり、返金してもらうことが目的の窓口ではありません。被害額が小さいと、捜査に至らないケースもあります |
| 消費者センター | 業者に返金交渉をしてくれますが、あくまで「あっせん」という立場のため、交渉が不利な形でまとまってしまうこともあります |
| 弁護士・司法書士 | 依頼者の代理人として、返金を得ることを目的に動いてくれます。決済会社とのやり取りや、内容証明の作成といった実務対応も任せられます |



「まず警察に相談すればいいのでは」と思う方も多いんですが、警察は”取り締まる”のが仕事で、”あなたのお金を取り戻す”のが仕事じゃないんですよね。目的によって頼るべき相手が変わってくるんです。
「幸叶」のようなケースでは、Q5でお伝えした通り、断定的判断の提供・不実告知・サービス提供の実態がないことなど、複数の法的な主張を組み合わせて検討する必要があります。
どの根拠が自分のケースに当てはまるのか、決済方法や経過期間によっても変わってくるため、弁護士や司法書士に整理してもらったほうが、結果的に早く・確実に前へ進めることが多いです。



「占いにお金を使ったなんて、恥ずかしくて言えない」という方もいらっしゃると思います。でも弁護士や司法書士には守秘義務があるので、家族はもちろん、他の誰にも知られずに進めることができますよ!
不安だったら、わたしも聞きます!
いきなり、弁護士や司法書士などのに相談するのはちょっと不安・・・
という方は、わたしでよければ話を聞きます!
LINEでは、適切な在宅ワークのやり方や、大学で法律の勉強もしていて同級生に弁護士などもいますので、 ネット詐欺などの消費者被害の相談にものっています。
きっとあなたのお役に立てます、よかったら、わたしとLINEでお友達になってください♪
まとめ
TikTokやYouTubeで見かけた「金運が上がる」という動画をきっかけに、気づけば複数の鑑定師とのやり取りにのめり込み、「言霊」を送るたびに課金され、「2億円が手に入る」という言葉を信じて多額のポイントを購入してしまった。
「幸叶」をめぐっては、こうした経緯をたどった方からのお話を、わたしも何件かお伺いしてきました。
- 「あんな話を信じてしまった自分が情けない」
- 「家族に黙って使っていたから、誰にも相談できない」
そんなふうに、一人で抱え込んでしまっている方も少なくないようです。
でも、ここまで読んでいただいた方ならおわかりの通り、独自の占術名で権威付けをし、複数の鑑定師を使い分けて個別感を演出し、「2億円」という断定的な言葉で期待感を煽り、「言霊」の送信で引き延ばしていく。
この一連の流れは、あなたの判断力が弱かったからではなく、そもそも冷静な判断をしづらくするために組み立てられた構造です。
サービスが始まってからまだ日が浅く、所在地もバーチャルオフィスと見られる以上、時間が経てば経つほど、運営の実態がつかみにくくなっていく可能性があります。
証拠となるトーク履歴や決済明細は、思い立った今のうちに保存しておいてください。
返金できるかどうかは、やり取りの内容や決済方法によって変わってきます。
「自分の場合はどうなんだろう」と思ったら、それを確かめるだけでも、大きな一歩だと思います。
一人で抱え込まず、まずは話してみてください。











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